ドイツ人の週末の過ごし方〜お散歩編〜

日々のあれこれ

こんにちは、うーさです。

今日は私の住んでいる地域はとても天気の良い1日でした。天気がいい週末は気分も上がり、ついついどこかへ出かけたくなってしまいますよね。

さて天気のいい週末をドイツ人はどのようにして過ごすのでしょうか?

うーさ
うーさ

今日はとても一般的な一例を紹介したいと思います。

兎にも角にも歩く?

天気にもよりますが、日曜は特に外へ出て〝歩く〟人が多いのがここドイツ。公園や森林の中、川沿いなんかをひたすらに歩きます。そうです、お散歩をして過ごすのです。

健康を意識して積極的に取り組んでいる人もいると思いますが、我が家の場合は1日中家でだらだらと過ごすより何か有意義なことをしようという動機や、太陽の光を浴びに行こうという動機であることが多いです。

お散歩する人はさまざまで、すれ違う人々を観察しているとカップルや夫婦、家族、友達グループや一緒に住んでいるルームシェアのシェアメイトと、はたまた一人で、など色々なパターンがあることに気がつきます。

毎日歩く道や見慣れた景色を歩いて何が楽しいのだろう、、と始めは疑心暗鬼でしたが、歩いてみると案外気持ちのいいもので、今では自分から散歩に誘うこともしばしば。

お散歩をするメリット

ということで私もよく週末にお散歩をするようになったのですが、体を動かせるというメリットはもちろんのこと、いろんなことを話せるとても良い機会になっています。体を動かしながら、変わる景色を見ながらの会話はなぜか弾むことが多いです。

お散歩中の人々の会話もなかなか興味深いもので、さすが討論や議論が大好きなドイツ人ですから、盛んにディスカッションをしながら歩いている光景を見ることは珍しいことではありません。

太陽の光を浴びながら軽い運動もできて、個人的には〝話したい欲求〟も満たされる。また、何か一つのことを終えたぞ、というちょっとした達成感に加え、リフレッシュした気分になって帰ってくることが多い、そんないいことづくめのお散歩です。

お出かけのときは要注意!日曜日は基本的に〝休息の日〟

ここまで聞いて「なーんだ、なんてつまらない週末の過ごし方なんだろう。」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ドイツ人がそういった基本的にゆっくりのんびりした週末を過ごすことを好むのには、週末や休日に対するドイツ人の考えが背景に大きくあります。

ドイツには閉店法という法律があり、日曜日は基本的にお店は営業していませんし、休息のための日だという認識が強いです。

休息のための日なので労働はもちろんのこと、人々の休息を邪魔するようなことはしてはいけないというルールです。騒音になるようなもの、例えば芝刈り機やドリルの使用は避けなければいけませんし、楽器の演奏や掃除機の使用も近隣住民の迷惑にならないよう注意が必要です。

日本のように日曜日にショッピングセンターに買い物や映画を観に出かけたり、家族でアミューズメントパークや温泉に出掛けるなんてことも、出かけないのでじゃあ日曜大工でも、、というのもここドイツでは一般的ではないのです。

終わりに

今回はドイツ人にとってごく一般的な休日の過ごし方、お散歩について紹介しました。

お散歩の後も特に何をするでもなくのんびりと時間は流れ、週末はあっという間に終わっていきます。

ドイツ流休日の過ごし方には、ゆっくりと過ごす中にも運動を取り入れるという、ただだらだらとするのではなく心身にとっていいことをしよう、という合理的なドイツ人の考えが反映されているように思います。

皆さんもお天気のいい週末は、ぜひお散歩に出掛けてみてはいかがでしょうか。

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